2009年 06月 10日
ごえんのしごと。 |
休みの日になると必ずどこかに出かけて人と出会う、
そんな日々を送っています、1です、
こんにちわこんばんわおはようございます。
やはり、ご縁というものは大切にせんとあかんなぁー
と、しみじみ思います。
この間も
土日に知り合いの個展を観に行くがてら
金沢をぷーらぷらしてきました。
ちょうど金沢では
百万石祭という、
加賀藩前田家をたたえる
おっきなお祭をしていました。
なんともまー、
人の多いこと!
おばはんたちの
ずうずうしさに呆れながらも
金沢の町をぶーらぶら。
その日は
金美の友達の家に
一泊させてもらうことになっていたので、
教えてもらったお店を少しのぞいてから
金美近くの友達の家に歩いていきました。
しかし、
歩けど歩けど
金美は見えてきません。
結局、恐ろしいほどの遠回りをして
通常30分の道のりを
1時間ほどかけてたどり着き、
友達へのおみやに
屋台で買った広島焼を
2人でつつきながらお話しをしました。
次の日、
11時から金沢の名鉄エムザで開かれていた
伝統工芸展の金沢支部での
人間国宝による物品解説を聞きに。
やっぱりもの作る人は
口べたの人が多いなぁ
とわたしは思いました。
後半のほうは技法の解説のための言葉が尽きそうなかんじで終了。
でもやはり、
作る人の個性や感性で
ここまで表現が無限大にできるのだなぁと
勉強になった日でした。
帰りのバスをまっていると、
ダンボールに
加賀産の青なす(身が白っぽい!)の苗を
たくさん入れたおばあちゃん登場。
時刻は14時。
わたしは14時35分の特急バスで
輪島に帰ろうと思っていました。
すると、おばあさんはこういいました、
「わたし、腕時計の電池を換えたいの。」
「苗を持っていくのはひと苦労だから、
ちょっと見ててもらえる?
すぐもどるから!」
と、わたしの返事をあまり聞かずに振り向き
お店のほうに歩いていってしまったのです!
時刻は14時15分。
なんてことでしょう!
歩いていってしまったはいいものの、(いや、よくないけど。)
なんともまぁゆっくりな歩調で歩んでゆくのでしょうか!
・・・。
お察しの方もすでにいらっしゃると思います。
そうです、
わたしはものの見事に
バスを見送ることになりました。
そして次のバスは、
15時35分。
結局、
そのおばあさんとは
バスを見送った15分後に再会したのです。
そしておばあさんは
すこし驚いたようにこういいました。
「ありがとうね。
ずっと見ていてくれたの??
もうバスに乗っていちゃったかと思ってたわ」
そしてこうもいいました、
「苗なんて誰も盗らないから、
置いてバスに乗ってくれればよかったのに!」
(は…
早くいってくださいぃぃぃぃいい…!!!!!(涙!)
そんなことを
心の中で叫んでいたのは
おばぁさんには内緒のはなし。
しかしそんなことも
どんなご縁になるかわからないものなのです。
そのおばぁさんは
輪島市から少し離れた能登町というところに
住んでいらっしゃるそうで、
24年前に旦那さんに先立たれてから
ずっと独りで住んでいというのです。
わたしもいま、輪島で漆の勉強をしに
一人で暮らしていますよというと、
「そうなの??
ちょうどよかったわ!
私の家の廊下の漆塗りをかけ直してほしいの!」
ま…まじっすか!!!
でも自分にはまだそんな力量も技術もないと告げると、
「いいのよ!
あなたとあったのも何かの縁だもの!」
嬉しい言葉でした。
「来月の第一土曜に
能登町のお祭があるから、
お祭のついでに
家に泊まりにいらしゃいよ!
わたしのちっさな農園もみてほしいわ!」
いろいろ話すうち、
おばぁちゃんが農園のことを話すたびに
目をキラキラさせて
嬉しそうに話してくれるので、
わたしの気持ちは
すごく嬉しくなりました。
縁とはどこからどう繋がってるか
わからないものだと思いました。
いま、そのほかのいろんなご縁でも
水差しのふたなどの制作も頼まれています。
なんだか、
ご縁に感謝の輪島ライフです。
そんな日々を送っています、1です、
こんにちわこんばんわおはようございます。
やはり、ご縁というものは大切にせんとあかんなぁー
と、しみじみ思います。
この間も
土日に知り合いの個展を観に行くがてら
金沢をぷーらぷらしてきました。
ちょうど金沢では
百万石祭という、
加賀藩前田家をたたえる
おっきなお祭をしていました。
なんともまー、
人の多いこと!
おばはんたちの
ずうずうしさに呆れながらも
金沢の町をぶーらぶら。
その日は
金美の友達の家に
一泊させてもらうことになっていたので、
教えてもらったお店を少しのぞいてから
金美近くの友達の家に歩いていきました。
しかし、
歩けど歩けど
金美は見えてきません。
結局、恐ろしいほどの遠回りをして
通常30分の道のりを
1時間ほどかけてたどり着き、
友達へのおみやに
屋台で買った広島焼を
2人でつつきながらお話しをしました。
次の日、
11時から金沢の名鉄エムザで開かれていた
伝統工芸展の金沢支部での
人間国宝による物品解説を聞きに。
やっぱりもの作る人は
口べたの人が多いなぁ
とわたしは思いました。
後半のほうは技法の解説のための言葉が尽きそうなかんじで終了。
でもやはり、
作る人の個性や感性で
ここまで表現が無限大にできるのだなぁと
勉強になった日でした。
帰りのバスをまっていると、
ダンボールに
加賀産の青なす(身が白っぽい!)の苗を
たくさん入れたおばあちゃん登場。
時刻は14時。
わたしは14時35分の特急バスで
輪島に帰ろうと思っていました。
すると、おばあさんはこういいました、
「わたし、腕時計の電池を換えたいの。」
「苗を持っていくのはひと苦労だから、
ちょっと見ててもらえる?
すぐもどるから!」
と、わたしの返事をあまり聞かずに振り向き
お店のほうに歩いていってしまったのです!
時刻は14時15分。
なんてことでしょう!
歩いていってしまったはいいものの、(いや、よくないけど。)
なんともまぁゆっくりな歩調で歩んでゆくのでしょうか!
・・・。
お察しの方もすでにいらっしゃると思います。
そうです、
わたしはものの見事に
バスを見送ることになりました。
そして次のバスは、
15時35分。
結局、
そのおばあさんとは
バスを見送った15分後に再会したのです。
そしておばあさんは
すこし驚いたようにこういいました。
「ありがとうね。
ずっと見ていてくれたの??
もうバスに乗っていちゃったかと思ってたわ」
そしてこうもいいました、
「苗なんて誰も盗らないから、
置いてバスに乗ってくれればよかったのに!」
(は…
早くいってくださいぃぃぃぃいい…!!!!!(涙!)
そんなことを
心の中で叫んでいたのは
おばぁさんには内緒のはなし。
しかしそんなことも
どんなご縁になるかわからないものなのです。
そのおばぁさんは
輪島市から少し離れた能登町というところに
住んでいらっしゃるそうで、
24年前に旦那さんに先立たれてから
ずっと独りで住んでいというのです。
わたしもいま、輪島で漆の勉強をしに
一人で暮らしていますよというと、
「そうなの??
ちょうどよかったわ!
私の家の廊下の漆塗りをかけ直してほしいの!」
ま…まじっすか!!!
でも自分にはまだそんな力量も技術もないと告げると、
「いいのよ!
あなたとあったのも何かの縁だもの!」
嬉しい言葉でした。
「来月の第一土曜に
能登町のお祭があるから、
お祭のついでに
家に泊まりにいらしゃいよ!
わたしのちっさな農園もみてほしいわ!」
いろいろ話すうち、
おばぁちゃんが農園のことを話すたびに
目をキラキラさせて
嬉しそうに話してくれるので、
わたしの気持ちは
すごく嬉しくなりました。
縁とはどこからどう繋がってるか
わからないものだと思いました。
いま、そのほかのいろんなご縁でも
水差しのふたなどの制作も頼まれています。
なんだか、
ご縁に感謝の輪島ライフです。
by st_0
| 2009-06-10 01:42